今年こそ有給休暇をとろう! 有休消化日数・消化率ともにワースト1位は日本!

2012年1月10日 15:00




  やはり日本人は世界一まじめで働き者? という結果が、世界最大のオンライン旅行会社 エクスペディアの「世界20ヶ国有給休暇・国際比較調査2011」で明らかになりました。20カ国の、16歳以上の有職者男女を対象とし、各国300名以上計7803名に、有給休暇に関する日本、韓国、欧米諸国などの様々な実態を調査したものです(2011年9月~10月実施)。








 その結果によれば、調査対象国中、有給休暇の取得日数と消化率では、日本は支給された日数11日のうち、消化したのは5日で、消化率は45%と、ワースト1を記録しています。お隣の韓国でさえ、支給された日数10日のうち、消化したのは7日で、消化率は70%です。世界的に日本と1,2位を争う働き者とされているドイツにいたっては、支給された日数30日のうち、消化したのは28日で、消化率は93%です。
 日本人が有給休暇を消化しない理由については、「上司が有給休暇をとるのに協力的でない」(44%)、「金銭的余裕がない」(19%)、「予定の企画不足」(19%)と続きます。



●有給休暇をとっても仕事のことを考える日本人


 有給休暇とは、労働基準法第39条に基づき、正式には「年次有給休暇」と言い、一定の条件を満たせば「働かなくとも、給料が支給される休み」のこと。この規定は休日のほかに毎年一定日数の有給休暇を与えることによって、労働者の心身の疲労を回復させ、労働力の維持培養を図ることを目的として設けられたものです。有給休暇を取得する権利は、正社員のみならず、派遣社員、アルバイト、パート労働者にも存在します。
 条件は2点、①入社した日から6カ月間継続勤務していること、②全労働日の8割以上出勤していること、です。この条件を満たせば、入社して6カ月後から10日間の有給休暇を取得することができます。その後、一年経過するごとに、有給休暇をとる日数は一日づつ加算され、7年6カ月以降は20日。日本の場合、20日が上限です。
 震災後、自分をとりまく労働環境を見直す動きもあって、有給休暇は、今後、注目されていくはずです。新年で気持ちを新たにしている間に今年は「有給休暇を使ってどこか旅行でも行こう!」と計画するのはいかがでしょうか?



 しかし、それでも、「たとえ、有給休暇中でも仕事のことが頭を離れない率」を調査したところ、「決して離れない」が20%とこれも日本人は世界ワースト第1位でした。韓国は14%、ドイツは6%とこれもダントツです。休んでも日本人は「働き者」でまじめなようです。日本人もバカンスを楽しむ!ことを上手にできるようになるといいですね。




(松井克明CFP)
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