株主優待を使って格安航空券を取得して、資産運用も!

2013年8月1日 11:00

2012年は日本国内線にピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンの低コスト航空会社(LCC)が就航し、“LCC元年”といわれました。LCCによって格安航空券が注目される一方、2013年になって、LCCのトラブルも多く語られるようになりました。




まずWeb予約がわかりにくい。中には、海外のWeb予約システムをそのまま和訳したようなものまでありました。さらに、空港内のカウンターを探すのに時間がかかる。これも専用カウンターがないために、カウンターを探してうろうろする体験をされた方もいました。
さらに悪天候でもないのに何らかの事情で一旦発着が遅れてしまうと、最小限の飛行機をフル活用させているために、欠航などという事態も起きていました。たしかに価格は安いLCCですが、快適とは言い難い面も多いものなのです。

「安いからしょうがないよね」といって笑い話にすることができる位、時間的な余裕がある方であれば、それも楽しいハプニングの1つになるかもしれませんが、ほとんどの方は、予定されたスケジュールがあって、旅先での宿泊先やレジャーの予定も組んでいる。そのような中で、LCC側の理由だけで欠航されてしまうのは、納得しがたいものがあるものです。

そこでお勧めしたいのが、通常便で空席があれば、いつでも利用できる、日本航空や全日空の株主優待割り引きによる格安航空券を利用する方法です。株主優待ですから、当然株主、両社の株を持っている人、もしくは、その人から優待券を譲り受けた方が対象です。
両社とも、1枚の株主優待券で1名、国内航空券を50%割り引きで購入することができます。この株主優待割引券は、日本航空では、100株購入毎に1枚、これにプラスして1000株以上になると500株毎に2枚受け取ることができます。また、全日空では、1000株毎に1枚、4000株以上になると2000枚毎に1枚受け取ることができます。
株主優待券の枚数については、こちらをご覧ください。
全日空株主優待券http://www.ana.co.jp/dom/fare/guide/sf.html
日本航空株主優待券http://www.jal.com/ja/investor/individual/guidance/

株主優待券といっても、Webで予約購入から座席指定など、通常の方法で航空券を買うことができます。実際の搭乗券を手にするには、空港でカウンターや専用端末に行く必要がありますが、それでも、思い立った時に、空席であれば50%割り引きで利用できるというのは、やはり株主の特権なのです。日本航空、全日空の通常便ですから、ゆったりとした座席で、しかもドリンクサービス等も受けることができます。快適な空の旅を満喫することができるでしょう。しかも、LCCのような理不尽な欠航もほとんど皆無だと思います。そうすれば、スケジュールや予定を変更する心配もほとんどありません。意外と使えるものなのです。

さらに、アベノミクス効果もあって、両社の株価は上昇局面にあります。
株主優待割り引きよりも、むしろ注目したいのは、こちらの方かもしれません。両社とも、直近3期の業績は、順調に売り上げ、利益ともに決して悪くありません。平成26年3月期の業績見通しも、前年を超える強気の見通しです。少なくとも、景気が回復基調になってくれば、両社とも株価は堅調に推移することはある程度見えているといってもいいでしょう。
1つだけ気になるのは、両社ともに、ボーイング787問題を抱えていることです。特に全日空では、中長期戦略の柱の1つに、ボーイング787の導入による効率化があるだけに、安全で安定した飛行が続いていくことが重要ですが、こればかりは、ボーイング社の方でも再重要課題として取り組んでいくでしょうから、大きな問題にはならないのではないかと思います。

ちなみに日本航空と全日空の株主優待は、3月末と9月末を基準日としていますので、株式を購入されるなら、その時までの株主になっておいた方がいいでしょう。

株主優待を使って優雅に空の旅を、50%割り引きで楽しんで、しかも資産運用になる。LCCで格安航空券狙いもいいですが、定期預金を下ろして、日本航空と全日空の株式に投資なさるのも、一考に値すると思います。

このような株主優待は、JR東日本、東海、西日本でも行っています。ですから、航空券だけではなく、電車を利用される方にとっても、割り引きサービスと資産運用を狙うことができます。

多少の快適さを犠牲にする低価格のチケットを狙うよりも、大局的なオトク感が味わえる方が、株価の上昇が期待できるこれからは狙い目かもしれませんね。
(大坪 和博)
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