私の年金はいくら?

2013年8月22日 11:00

皆さん、ご自身が加入されている国民年金や厚生年金の最新の加入状況がどうなっているかご存知でしょうか? また、ライフプランに合わせて将来の年金額を試算できるようになっていることをご存知でしょうか? これらは、「ねんきんネット」を活用することで簡単に行うことができるようになっています。




ねんきんネットとは、ご家庭のインターネットを利用することで、ご自身の公的年金加入履歴や将来の年金額の試算ができる仕組みです。日本年金機構が運営しています。
このサイトからご自身の年金加入記録等を確認するためには、登録を行う必要があります。登録には『アクセスキー』と『基礎年金番号』が必要になります。
もしアクセスキーが分からない場合には、ねんきんネット申請からユーザID発行申し込みを行い、通常は5日程度経った後に郵送されてきますので、それをもとにねんきんネットのサービスを利用することになります。

ねんきんネットを利用することで、下記のようなサービスを受けることができます。

【1】いつでも最新の年金記録が確認できる
【2】記録の『もれ』や『誤り』の発見が容易に
【3】将来の年金額が試算可能
【4】私の履歴整理表作成ができる
【5】国民年金死亡者記録の検索が可能に

どれも非常に重要であり、是非使っていただきたい機能になるのですが、このうち「【3】将来の年金額が試算可能」について解説しておきましょう。ポイントは2つあり、まず、ねんきんネットを活用することで、これまでの加入実績に応じた年金額試算を見ることができます。これまで支払ってきた年金保険料をもとに、もらえる年金額が分かる点は、今後の人生設計における1つの参考指標となりますよね。

2つめのポイントは、「年金見込額試算」ページより、年金を受け取りながら働き続けた場合の年金額がいくらになるかなど、ご自身の今後の希望されるライフプランに合わせた働き方等条件をいろいろ変更しながら将来の年金額を試算することが可能になっています。

退職時期を変えたら年金額はどうなるか、未納期間があった場合に後程その分の保険料を納付した場合どうなるかなど様々なパターンにおける試算が行え、最大5つまで試算結果を1つのグラフに描くことができ、どの場合にもっとも年金額が増えるかなど比較を行うこともできるのです。年金は難しい、よく分からないという方でもこれであれば簡単に試算ができるのです。

ご自身の年金額が気になった方、「年金見込額試算」ページからいろいろ設定条件を変更してみてください。あくまで見積もりではありますが、今後のライフプランを考えるにあたって、老後の大切な資金をいくらぐらい確保できるのか、計算してみましょう。

なお、ねんきんネットでは将来の年金額の変更や年金制度改正に伴う詳細な年金額までは織り込むことはできません。そのため、改正後に再度確認をいただく必要があります。知っておいていただきたい改正事項としては、今年度から平成27年度まで年金額が減額される点はご存知でしょうか。

実は年金額が、今年10月から▲1%、来年4月から▲1%、再来年4月から▲0.5%減額されます。これは、これまでの物価下落分を考慮して実施されます。厚生年金加入者の場合、平成27年4月の段階で、モデルケース(下表)で今よりも年間で7万円ほども年金額が減る可能性があるのです。こうした点も考慮しながら、改正実施後に再度年金額を試算しておくとより実態に近いリタイアメントプランを検討できるといえます。



※厚生年金のモデルケースは、夫が平均的な年収で40年間働き、妻がその期間すべて専業主婦だったと仮定したものになります。
※上記はあくまで2013年4月段階の金額であり、今後の物価・賃金動向等により変更されるおそれがあります。

(CFP認定者、ファイナンシャル・プランナー 伊藤亮太)

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