安全&おトク! 海外旅行で意外に使える消費者金融系カード

2013年10月3日 11:00

●年間152億円! 海外旅行で多い現金紛失
楽しい海外旅行だが、現地事情に慣れないだけに、トラブルに遭うことも多い。(株)トラベルジャーナルが行ったアンケート調査によると、海外旅行に出かけた20代から70代のうち、8.6%がなんらかのトラブルに巻き込まれた、と回答している。

外務省の発表によると、2012年に海外旅行に出かけた人は1849万人にのぼっており、この割合を当てはめると、約159万人がトラブルに巻き込まれたことになる。

トラブルのうちもっとも多いのは「私物の盗難・紛失」で、約75%を占める。さらに盗難・紛失したもので一番多いのは「現金」となっており、1人あたりの被害額は、約3万5000円。海外旅行者全体では、なんと約152億円にものぼると推計される。

ちなみに、東京五輪の招致活動費用が150億円と算定されているので、日本人旅行者は昨年だけで、それ以上のお金を海外で失ったことになる。

●旅先の資金はどう持ち込む?
トラブルを避けるためにも、海外旅行では「どんな形でお金を持ち込むか」が、旅を安全に楽しむための大きな鍵だ。

交通費や宿泊費をあらかじめ支払ってあるパッケージツアーでも、飲食代や、施設の入場料、お土産代など、さまざまな形でお金は財布から出て行く。旅先での楽しみを満喫するには、それなりの資金は必要だ。

せっかくの旅行だから……ということで、多めに持っていく人は多く、トラベルジャーナルのアンケート調査によると、海外旅行に行った人が昨年1年間に持参したお金は、平均で20万円程度だという。

旅行資金の持ち込み方には、いくつかの手法があるが、大別すると現金、トラベラーズチェック、クレジットカードということになる。上記のアンケート調査によると、このうち現金決済派とカード決済派では盗難・紛失による被害の金額が平均1万8000円ほども違っており、持参金の形態によって、リスクが大きな差が現れている。

●消費者金融系カードでキャッシング

そこでおすすめなのが消費者金融系のクレジットカードだ。まず、カード決済を利用することで、盗難・紛失による被害を減らす効果が期待できる。現金しか扱っていないお店やサービスを利用するときだけは不便を感じるが、そんなときにはキャッシングを利用して、現金を作ればいい。

言葉がわからない海外でのキャッシングは少し難しいと感じるかもしれないが、実際にはATMを操作するだけなので、日本と同じ感覚で簡単に利用できる。米国や欧州の都市部なら、街角のあちこちにATMがある。

もちろん支払いやキャッシングなら、一般のクレジットカードでも利用できるので、こういった機能を利用するだけなら、特に消費者金融系のカードである必要はない。ただ、消費者金融系カードには、独自のおトクなメリットがあるのだ。両替手数料である。

円から現地通貨に両替する際やトラベラーズチェックを購入する際に必要な手数料が、多くの消費者金融系カードでは不要となっている。キャッシングなので、そのかわりに利息はかかってくるが、すぐに返済すれば非常に少額ですむ。

たとえば10万円を海外でキャッシングして、1週間の旅行後、すぐに返済した場合、法定利息の上限である18%の利率が適用されたとしても、利息は345円にすぎない。これが現金だと米ドルでも1ドルあたり3円程度の手数料を取られるため、1ドル95円のレートで10万円をドルに両替すると、3000円程度の手数料を取られる。

トラベラーズチェックでもやはり為替に一定の上乗せがある他、2%程度の手数料を取られるので、2000円以上かかることになる。

消費者金融系カードには、短期で発行してくれるという特長もあるため、直近に海外旅行を計画している人にもおすすめだ。海外でキャッシング利用する場合には、事前の申し込みが必要な場合もあるので、申込時に確認しておくとよいだろう。


(谷垣 吉彦)
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