自分の借入可能額はどのくらい?

2016年11月11日 11:00

急な出費に備えて、いくらか借りられるようにしたいと考えた時、ご自身の借入可能額がどれぐらいになるのか想像つきますか?
借入可能額は申し込み先や年収条件などによって変わってくるといえますが、一般的に信用力のある方であれば、カードローンやキャッシングにて最大年収の3分の1まで借入れを行うことができるといえます。



年収450万円の方を例にとって考えてみることとしましょう。この方の場合、最大で年収の3分の1、つまり450万円×1/3=150万円を借り入れることが可能となります。原則として、借入可能額を計算する際には、年収×1/3が上限と覚えておきましょう。ただし、借入れを行う先の審査によっては、年収の3分の1まで借入れできない場合もありますので、あくまで借入可能上限の目安と考えてください。

それでは、既に借り入れがある場合にはどうなるのでしょうか。この場合においても、借入可能額の限度は最大で年収の3分の1であることに変わりありません。したがって、例えば年収450万円の人が既に50万円の借入れを行っているとすると、150万円が限度になるため、150万円-50万円=100万円が残りの借入可能額となります。つまり、既に借りている分は除いて考える必要がある点がポイントといえるのです。

専業主婦の方の場合どうなるのでしょうか。特にパートにもでていない……。実はそんな場合でも借入れを行う方法はあるといえます。実は総量規制の例外として、主婦の方の場合、配偶者の同意を得て借入れを行う場合には、配偶者の収入と合算した収入の3分の1まで借入れが可能となるのです。したがって、主婦の方で収入がない方であっても、旦那さんの収入をもとに借入れを行うことは可能となっています。

この場合、前もって旦那さんに話をしておかなければ後々夫婦間のトラブルになるかもしれません。なぜならば、配偶者の年収をもとに借入れの審査が行われることになり、旦那さんの同意書や配偶者との婚姻関係を示す書類(住民票または戸籍妙本、事実上の婚姻関係の場合には住民票(続柄に夫(未届)、妻(未届)など未届の配偶者である旨の記載があるもの)、一定金額以上の借入れの場合には配偶者の年収を証明する書類が必要となるからです。どんな目的で借りるのか、前もって相談しておいた方がよいでしょう。


なお、昨今では総量規制による影響もあり、必ずしも希望した額の借入れが実現するとは限らなくなってきています。場合によっては、まったく借りることができないケースもあるかもしれません。したがって、前もって貯められるときには貯める習慣を身に付け、借入希望額が年収の3分の1を超えることがないように注意すべきといえます。

ではこうしたケースはどうなるのでしょうか?自動車ローンや住宅ローンを借りる場合、年収の1/3は軽く超してもおかしくありません。
実は、自動車ローンや住宅ローン、不動産担保貸付、高額療養費の貸付などは年収の1/3要件には含まれません。そのため、これらの金額はカードローンなどの借入れの際に借入残高には含まないとされており、年収の3分の1までの範囲内であれば、その他の借入れは利用可能ということになります。


(出所)日本貸金業協会ホームページ
こうして見てみると、各々の状況によってどのぐらい借りることができるのか、違ってくるといえますね。まずはご自身の年収から借入可能額を見積もってみましょう。そして当然ながら上限額借入れできると思わず、無理のない返済が立てられるような借入額がいくらぐらいなのか、考えておきましょう。

(CFP認定者、ファイナンシャル・プランナー 伊藤亮太)
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