意外と便利、消費者金融のカードローン

2016年11月11日 11:00

1.最近の消費者金融について
2.ATMご利用手数料について

1.最近、消費者金融のCMが流れるようになってきました。このようにCMが流れるようになったのは、かつては「サラ金地獄」等という言葉で社会問題化された消費者金融業界でも健全化が進んできたことでクリーンなイメージが醸成され、消費者金融がもつ機能や利便性に、消費者側が再認識できる環境が整ってきた証しだと思います。

こうなった背景には、2010年6月に完全施行された、貸金業法の存在があります。多重債務者対策として、原則貸し出す金額は年収の1/3までという総量規制、さらに利息制限法によって15~20%の上限金利で貸付けることが義務付けられる様になったからです。

さらに、貸金業法によって消費者金融側でも、新たな動きが出てきました。それは、借り入れ後1週間までは無利息を謳うNO LOAN等を始めとした、低金利を前面に打ち出す企業が現れてきたことです。これまでは、カードのキャッシング等を繰り返したあげく、高い利息を覚悟して、時には無視をして、最後の駆け込み寺のような存在だった消費者金融も、サービス業として様変わりしてきました。
消費者金融の進化と逆方向になったのは、むしろ銀行側です。デフレ不景気のあおりを受け、銀行は、業務リストラの一環として支店や専用ATMを統合するようになりました。また、コンビニやスーパー、ショッピングセンターなどの商業施設に共同ATMを設置する動きも出てきました。このような動きの中からセブン銀行やイオン銀行といった、大手流通企業が銀行業務に進出するまでになってきました。このように銀行業界が変化した背景には、銀行本来の融資による金利収入が伸び悩んでいることから、サブ業務の1つであったATM利用料等の手数料収入を新たな収益の柱として注力するようになってきたからです。
身近な例として、週末のレジャー資金として財布の中の現金が少し足りない場合を想定してみましょう。そこで、1万円を調達する手段として、外出先で、銀行のATMを探すことにしました。しかし、外出先ですから銀行がすぐに見つかるわけではありません。そのようにして、お金を引き出すためのATMを外出先で探してみたら、近くにあったコンビニで銀行のATMと消費者金融のATMがありました。皆さんならどちらに行く方がオトクだと思いますか。

例えば、三菱東京UFJ銀行では、土・日・祝日にコンビニのATMで1万円をキャッシュカードで引き出しすると、利用手数料として105円がかかります。「105円なんてたいしたことはないじゃない?」と思われるかもしれませんが、料率にすると1%にもなります。これは普通預金の金利0.02%よりもはるかに高いですよね。
一方、これを消費者金融の大手であるアコムでキャッシングして週明けに返済した場合には、実質年率18.0%の利息でキャッシングした1万円に対する利息はたったの9円です。なぜこうなるのかというと、実質年率の利息を日割り計算しているからです。つまり、1万円×0.180÷365日×2日間=9円(1円未満は切り捨てます)
これが1週間無利息キャッシングを謳っているNO LOANでは、2日間であれば、全く利息がかかりません。
このようにみてみると、実は銀行のATM手数料の方が、消費者金融の利息よりもはるかに高いことがわかります。つまり、消費者金融のATMで1万円を引き出した方がオトクなのです。

2.<三菱東京UFJ銀行 ATM利用手数料>

<アコム 利息計算方法>



※各々のホームページより抜粋

「大した金額ではないから、まぁいいか」と思われるかもしれませんが、これを週末毎に繰り返していると、銀行のキャッシュカードをコンビニATMで利用した場合は年間で105円×52週=5460円であるのに対し、アコムでは9円×52週=468円、NO LOANでは0円と大きな差になってしまいます。


銀行のATM手数料は、大体どの銀行でも105円程度に設定されています。しかも、銀行専用のATMであっても、夜から早朝にかけての時間帯であれば、利用手数料がかかるケースが大半です。

消費者金融のキャッシングカードを1つ持っていれば、このような銀行のATM手数料よりも割安で、ちょっとした現金を財布に補充することができます。消費者金融のカードローンも賢く活用して、充実した休日を過ごしたいものですね。

(大坪 和博)
マネーカテゴリ